「どうしたの？」

「だって…、だって、せっかくお友だちになれたのに、もうお別れなんて…」

「だからって泣くなよ。俺たちこれからもずっと友達だろ？」

「これからも…、ずっと友だち？」

「あぁ！」

「…うん！」


寝ながらそんな、昔の夢を見ていた星野一馬(ほしのかずま)と、弟の星野歩(ほしのあゆむ)は、歩の喘息の療養のために、山比古村へ行く電車に乗っていた。


山比古へ着いた2人はバスに乗るも、それは山比古村とは反対へ向かうバスであった。
慌てて途中で降りた2人。時刻表を見ると、次に来るのは1時間後だった。


途方に暮れ、停留所でバスを待つ2人。
とそこへ猿が現れる。

「あっ、そうだ！確か食べかけのお菓子が…」

と言い屈んだ歩。その隙に、猿に頭の帽子をとられてしまう。
山の中へ逃げた猿。それを一馬が追いかける。


ボロボロになりながらも、なんとか帽子をとり返す一馬。
だが、山の奥まで入り込んでしまったため迷子になってしまう。

「ここって、まさか熊とかしないだろうな…」
そう言った直後、背後からガサガサという物音が！

ビックリし、振り返った一馬が見たもの、それは人間だった！


「って、女の子！？」

「あぁ、うん、女の子です…。」


その少女は山の中へ山菜摘みに来ていたところだった。

川の前に到着し、石を飛び越えるところを見せる少女。

ひらりとめくれるスカート！パンチラターイム！！


「どー？ちゃんと見てたー？」

「いいいいや、みて見てなーい！あー、いや見たけどー、うううん見てないから！」
とごまかす一馬＆はてなマークの少女。


そして一馬も少女の見本通り飛び越えるのだが、バランスを崩してしまい、少女を巻き込んで倒れてしまう。
その拍子になんとキスまで交わしてしまう。


そこに現れたのは、その光景を見てしまい勘違いした、これまた別の少女。

「この…！ド変態がー！！！」
と一馬の顔面を蹴り、吹き飛ばす。

2人の説明で誤解は解けたのだが、変質者呼ばわりされたまま。その少女たちと一馬は別れ、歩の元へと戻った。


そして一馬と歩は、引っ越し先である、旅館『よろずよ』へ到着する。
そこで旅館の女将、万千歌(よろずせんか)と出会い、2人が暮らす部屋を案内してもらう。


汚れていたのでお風呂に入ろうとする一馬だったが、少女、女将に自分の股間を見られてしまうハプニングに見舞われ

「もう…、お婿に行けない…」
と大粒の涙を流しながら呟くのだった。


翌日、転校先の学校へ藤堂(とうどう)つむぎに案内してもらいながら登校する一馬。

教室に入り自己紹介をしようとするが、そこでなんと先日キスをした少女、中津川初(なかつがわうい)と、それを目撃し変質者呼ばわりした日向伊吹(いなたいぶき)と出会う。

「あ、お前あん時の！！それじゃ、もしかして！！」

手を振る初。一馬と彼女らの学園生活が今、始まる。

個人的には、一馬と初がキスしてしまったシーンの初の脚がまた魅力的でhshs
そこらへんの作画がしっかりしてるのでいいですね。

ストーリー的にも面白そいな感じがするので次回に期待です！

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